Ranorex苦労話

はじめに

カサレアル プロフェッショナルサービスでは、業務改善・開発生産性向上支援として自動テストのスクリプト作成を行っています。

今回は、今まで携わってきた自動テストの案件の、数ある苦労話の一つと、その時の解決方法についてご紹介します。

オブジェクトが認識できない

Ranorexは数あるテスト自動化ツールの中では、比較的オブジェクト認識力が高いと言われています。

しかし、とある案件で扱ったアプリケーションは、ほとんどオブジェクト認識ができず愕然としました。具体的には、

・画面のヘッダー部
・画面のメイン部(大枠のみ)
・画面のフッター部
・ポップアップ画面(及びポップアップ画面内の各種ボタン)

が認識できるのみで、メイン部内の各パーツが全く認識できませんし、右クリックからメニューを選択する、と言ったいわゆる通常の操作が全く認識できませんでした。
その為、提示されていた手順通りではスクリプトを作成することができず、本来あまり使用したくない座標認識や画像認識でスクリプトを作るしかないのか、と半ば覚悟していました。

しかし、結論から言うと座標認識や画像認識はほとんど頼ることなくスクリプトを作ることができました。

解決のカギは横道に有り

解決のカギはアプリケーションの機能を深掘りすることで、通常のマウスクリックを用いなくても、求められていた操作を実現できることに気づいたことでした。

例えば、メイン部では「Ctrl+F」で検索ポップアップを表示でき、そこで指定することでメイン部内のパーツを選択することができました。
また、フッター部にコマンド入力欄を表示でき、そこでにコマンドを入力することで、右クリックメニューと同等の操作を実現できました。
これらを用いることで、提示されていた手順から横道にそれる形にはなったものの、シナリオとしては要求通りのスクリプトを作り上げることができました。

最後に

今回の事例ではアプリケーションの機能に助けられたところもある為、全ての問題に対応できる方法というわけではありません。
しかし、オブジェクト認識に困ったらアプリケーションの横道を探してみてください。そこに解決の糸口があるかもしれません。


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